自律神経は「自分で律する」ものじゃない?ほっとくから整う体の仕組み

いつもリノアのブログをお読みいただき、ありがとうございます。

今回のテーマは、ハワイ語の「Mai ka lani mai (Yuragi).(天よりもたらされし、豊かなゆらぎ)」。

突然ですが、皆さんは「1/f(エフ分のイチ)ゆらぎ」という言葉を聞いたことがありますか? そよそよと吹く風の強弱や、寄せては返す波のリズムなど、自然界にある「だいたい一定だけど、毎回ほんの少しだけズレている」という心地よいリズムのことです。

実は、私たち人間の心臓の拍動や呼吸、脳波も、リラックスしているときほどこの「1/fゆらぎ」を奏でています。

もし、機械のように1秒の狂いもなく一定のリズムで心臓が動き続けたら、それは体が極限のストレスを感じているサイン。人間は、完璧な規則性の中に「計算外の不規則なズレ」があるときこそ、最も健康でいられるのです。

「自律」神経の、本当の意味を知っていますか?

現代社会では、多くの方が「自律神経を整えなきゃ!」「ストレスをコントロールしなきゃ!」と、必死に健康を管理しようとしています。

ですが、ここに大きな落とし穴があります。

そもそも「自律」神経の「自」という字。これは「自分(My)」ではなく、「おのずから(Natural)」と解釈するのが本質ではないでしょうか。つまり自律神経とは、自分で無理にコントロールするものではなく、ほっといて、委ねて任せておけば、おのずから自然とバランスを律してくれる神経なのです。

「コントロールしようとする力み」と「豊かなゆらぎ」は、完全に真逆のベクトルです。 「こうあらねばならない」と頭でコントロールするのを諦め、「まあ、多少のズレがあってもいいか」と寛容に受け入れる態度そのものが、あなたの中に豊かなゆらぎを呼び戻すスイッチになります。

施術中に体が「ゆらぎを受け入れる」瞬間

日々サロンで多くの患者様に触れていると、ガチガチに緊張していた体がフッと緩み、本来の豊かなゆらぎを取り戻す瞬間があります。

深くなる呼吸、静まるまぶたの動き、抜けていく全身の力み感。

それらの変化が起こる手前には、いつもひとつの予兆があります。それは、患者様のお体が、こちからの施術の刺激を受け入れてくれるふんわりとした様子になった瞬間です。

「何とかして治してもらおう」「自分で力を抜かなきゃ」という頭のコントロール(力み)が消え、体が大自然の理に身を委ねたとき、本来のゆらぎが内側から自然と生成され始めるのです。

コントロールをちょっと手放してみませんか

現代人は、毎日たくさんのタスクをコントロールしながら懸命に生きています。だからこそ、自分の体の前でくらいは、そのコントロールを一度手放してみませんか?

「なんだか自律神経が乱れている気がする」と思ったら、それを無理に正そうとするのではなく、「いつも頑張ってくれてありがとう、あとはお任せするね」と、体への全幅の信頼を置いてみてください。

リノアは、あなたが頭のコントロールを安全に手放し、おのずから調和していくための静かな空間をご用意しています。 あなたの体が奏でる、あなただけのゆったりとしたゆらぎに出会えるのを、いつでも楽しみに待っていますね。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう。

Mai ka lani mai (Yuragi).
(マイ・カ・ラニ・マイ・ユラギ)
意味:天(神性)より生成されし、豊かなゆらぎ(Divine fluctuation from heaven)